和歌山の絶景 滝を登るハゼ

ボウズハゼの「滝登り」 激流に逆らい上流へ(和歌山)
8月5日 紀伊民報
【岩壁を登るボウズハゼ(4日、和歌山県古座川町小川で)】

 古座川町小川の景勝地・滝ノ拝で、ボウズハゼ(ハゼ科)の「滝登り」がピークを迎えている。無数に岩壁にへばりつき、激流に逆らい少しずつ上流へ進んでいる。
 ボウズハゼは、水質の良い川で見られ、石や岩に付いた藻を食べる。吸盤の力が強く動きが素早いため、岩に吸い付き、垂直な壁でも登ることができる。
 体長は5〜10センチで、体にはしま模様がある。丸い頭からこの名が付いたとされる。岩壁を登る姿から「渓流のアルピニスト(登山家)」とも呼ばれている。
 浸食された凹凸の奇岩の間を水が流れる滝ノ拝では、体をうねらせてはい上がったり、群れで休んだりしている。時には大きく跳ねてそ上している。
 滝の横にある魚道では、ウナギの幼魚やアユも登っている。

記事元リンク・ハゼの写真
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080805-00000000-agara-l30&kz=l30